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子どもと一緒に作りたい!旬を楽しむレシピ

包まない!食感を楽しむれんこんシュウマイ。簡単お手伝いで笑顔がキラリ!

秋に旬を迎える「れんこん」。

10月頃のれんこんは「新れんこん」とよばれ、身が柔らかくあっさり。シャキシャキの食感を楽しむことができます。そして、もう少し寒くなると、粘り気が出てきてしっとりとした甘い味わいになるそうです。

1年通して出回るれんこんですが、旬の時期だからこそ感じる「食感・味の違い」をぜひ感じたいですね。

今回は、そんなれんこんの2つの食感を感じるレシピです。子どものワクワクを引き出してくれて、時短にもなる魔法の調理器具「フードプロセッサー」を使って、簡単に作れる包まないシュウマイをご紹介します。

 

小さなお子さんでも、お手伝いをお願いできるポイントがたくさんありますので、お子さんと楽しみ、ほめるきっかけにもなったらうれしいです。

【レシピ】包まない!食感を楽しむれんこんシュウマイ

材料<16個分>

  • シュウマイの皮・・・16枚
  • 新れんこん・・・6㎝(約150g)
    ※普通のれんこんでもOKです

【A】

  • 豚ひき肉・・・150g
  • 長ネギ・・・10㎝
  • 片栗粉・・・大さじ2
  • しょうゆ・・・小さじ1
  • ごま油・・・小さじ2
  • 酒・・・小さじ2
  • 塩こしょう・・・少々
  • コーン・・・16粒

下準備

  • シュウマイの皮を手でちぎり、バットに広げておく。
  • れんこんの皮をむく。

作り方

  1. れんこんを半分に切り、片方はすりおろす。
  2. 1 で残ったれんこんをフードプロセッサーに入れ数秒スイッチを押し、粗みじん切りにする。
  3. 2【A】を加え、更に5秒程度混ぜる。
  4. ボウルにとり出し、16等分にする。
  5. 4 を下準備したバットに入れて転がし皮をつける。
    皮が付きにくい場合は、手で握るようにして皮をつけるとうまくいきますよ。
  6. 5 のシュウマイにコーンをのせ蒸し器で15分蒸す。

※ 今回のレシピでは、フードプロセッサーを使っていますが、れんこんのあらみじん切りを包丁で行い、ボウルで混ぜることももちろんできます。指先に力を入れて「こねる」作業は、お子さんにとって楽しい作業ですし、お子さんの手指の発達や、感覚の豊かさを促してくれるステキなお手伝いです。

お手伝いポイント

ポイント① フードプロセッサーは子どもの笑顔を引き出す魔法の道具!

フードプロセッサーのボタンを押すことは、子どもにとってワクワクの一瞬です。

「ガーって回したいひとー!?」と声をかけると我が家の6歳になった息子でも、「やるやるー!」と飛んできてくれるほど。大きくなっても盛り上がるヒミツ道具です。

3歳児さんくらいだと「5までを理解する」という発達段階にあるお子さんも多いです。「一緒に数えよう!」「すごいね、数えられたね!」など、ママに褒めてもらえると、お子さんの自己肯定感も高まります。ぜひそのような声かけを意識してみてくださいね。

ポイント② 16等分を考えてみよう!

まずは、タネを2等分にしてみましょう。ちょうど同じ量になるように2つに分けてみよう!と伝えると、タネに線を入れる子もいれば、少しずつわけて最終的に同じ量にするお子さんもいるかもしれません。「等分」の考え方は、数量感覚を感じる第一歩。2等分をさらに2等分。さらに・・・と小さくしていくと、4回目で16等分になりますね。楽しい体験の中で数量の学びも経験できます。

ポイント③ ちぎる、丸める、転がす、握ることで手先の感覚を豊かにしよう

タネの柔らかい感覚や、皮のサラサラした感触、ちぎる、握る作業など、手先の感覚を豊かにしてくれる要素が満載です。

「どんな感じかな?」「べたべた?ねっとり?サラサラ?」など、お子さんの感性をたくさん刺激できるといいですね。

「お花みたいだね!」「まっくろくろすけみたいー!」など、子どもらしい発見を聞くのも楽しいですよ。

「見て!新しい皮のつけ方発見したよー!」と笑顔と自信に満ちた表情もとっても愛おしいものです。

ポイント④ 蒸しあがりの瞬間を一緒に楽しもう!

蒸しあがったら「いっせいのせーで!」で蓋をあけてみてください。

「5・4・3・2・1」など、カウントをすると子どものワクワク・ドキドキ度はさらに上がるのでおすすめです。

やけどの危険がありますので注意してくださいね。ママが蓋をあけるときには、「やけどしちゃったらママも悲しいからここから見ててね」「ふたをあけたときどうなるでしょう?いいおめめでよーく見ててね!」など、安全に配慮した具体的な声掛けができたらいいですね。

モクモクの蒸気と、その中から出てくるお花のようなシュウマイに、笑顔になってくれたら嬉しいです。

さいごに

今回のシュウマイは、すりおろしたれんこんと、刻んだれんこんを入れました。

細かくなったれんこんは小さいブロックのように固いのに、すりおろしたれんこんは「ねばねば~!」おもしろいですね。見た目の違い、触った違い、そして食べたときに、ふわふわの中にしゃきっとしたれんこんが隠れていて食感も楽しめます。

「れんこんって変身上手なお野菜だね!○○ちゃんは、シャキシャキが好き?ふわふわが好き?」など、お子さんと食感の違いについてお話ができたらお子さんの記憶にも残るステキな食卓になるのではないでしょうか。ぜひ、お試しくださいね。

今回教えてくれたのは…

石井千賀子(いしいちかこ)さん

 

薬剤師/キッズ食育トレーナー/青空キッチン大田区久が原校主宰

東京都大田区在住。2児(8歳、6歳)の母。

2人のママとして、医療人として、「自分の身体も、大切な人の身体も守れる大人になってほしい」と願い、青空キッチンや、地域での食育イベントを通じて食育を広める活動をしています。「食」を通じて、たくさんの「できた!」「おもしろい」「なんでだろう」という興味関心の芽を大切に、子どもたちの大事な幼児期の成長に携わり、忙しいママにも食育って簡単なんだ。これならできそう!という食育のハードルを下げ、笑顔で子育てができるよう、対面レッスンSNS,オンラインイベントを通じ、発信しています。

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