「ざんねんないきもの事典」など”おもしろ生き物シリーズ”を一挙紹介!
『小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙ランキング』で2連覇を達成した「ざんねんないきもの事典」をはじめ、今までの図鑑とは違った視点から生き物を紹介している新しいタイプの事典や図鑑が人気を集めています。
楽しく読みながら生き物にも詳しくなる”おもしろ生き物シリーズ”のラインナップを一挙ご紹介します!
圧倒的人気の「ざんねんないきもの事典」シリーズ
25万人の小学生が投票した「第2回 小学生がえらぶ! ”こどもの本”総選挙」に、「ざんねんないきもの事典」シリーズの中からなんと4作品がランクイン!
中でもシリーズ1作目である『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』は、2018年に行われた第1回、2020年に行われた第2回ともに1位を獲得するという快挙を成し遂げました。
圧倒的な人気を集めている「ざんねんないきもの事典」の全5作品をご紹介します。
あえて残念なところが愛しく思えます
虫や生き物が大好きなわが子が興味を持った一冊です。
まず、本の帯のイルカは眠るとおぼれるの一文に驚きます。
この一文で、魅了されてしまって、どんな残念な生き物のお話が聞けるのだろうとより関心を持ちました。
だちょうの脳が目玉より小さいなんていうのも驚きです。
あれだけ長寿の生き物なのに・・確かにちょっと残念な一面です。
泳げないかえる?おぼれる?思わず笑ってしまう情報もあります。
これまで、生き物ののことを色々詳しく調べたりするのが好きだったわが子にとっても、残念な情報というのは、あまり知りうることが出来ない情報でした。
あえて、その残念な生態にも着目するという着眼点が素晴らしいと感じました。
知って損はない情報がたくさんです。
でも残念なところをあえて知ることで、その生き物にさらに愛着が湧いて愛しく感じてきました。
違った側面から生き物を知ることが出来てとても面白い本でした。
小学生でもふりがなつきなのですぐに読み切ることが出来ます。
(Pocketさん 40代・ママ 女の子14歳、男の子10歳)
ざんねんだけど、おもしろい
本屋さんで夫が発見してきたこの絵本。
普段ポーカーフェイスの夫が
これ、すごくおもしろいよと笑顔で言ってくるので
どれどれとのぞいてみたところ
ん~ざんねん!がんばっているんだけどねぇという進化のふしぎがたくさん。
なるほどという驚きと、残念だなという気持ちが新しい感覚でした。
コアラが寝ている理由を子どもに話したら、へーお母さん何でも知っているんだねと感心までされました。
動物たちのかわいさってこういうざんねんなところにも要因があるんだろうなと思ってしまった1冊です。
生き物をみる新しい視点がクセになります。
(うめちびさん 30代 ママ 富山県 女の子5歳、男の子3歳)
「第2回小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙」で5位にランクイン!
「ナマケモノのおやつは体に生えたコケ」「リスはドングリをうめた場所をすぐに忘れる」など、思わずつっこみたくなる生き物が満載
人知を超えた世界の、無常とユーモア
異様な人気を誇る「ざんねんないきもの事典」、第2弾。
生き物を「ざんねんな部分」という、かつてない視点でとらえて紹介した新機軸の動物図鑑。過去にこんなにゆるくて、やるせなくて、しょうもない姿ばかりを集めた図鑑があっただろうか。
ギャグマンガ並みにゲラゲラ笑えるが、大笑いした後に、ちゃんと生き物の知識が(あまり役に立たなさそうな)身につくという優れもの。
年齢問わず、ユーモアが好きな人、むやみに笑いたい人、憂さ晴らしをしてすっきりしたい人、現実逃避したい人などは、ぜひとも読んでみて下さい。生活に困っている大人も、ストレスで心を病んでしまった大人も、癒されることでしょう、たぶん。
監修担当の、今泉先生は、長年生き物の研究をなさっている方。別の著書、「気がつけば動物学者三代」(講談社 2018年)もおすすめします。これを読めば、単に冗談半分、ウケ狙いで「ざんねんないきもの事典」が作られていないとわかると思う。
きちんと生き物と向き合って、現場で経験を積んで、更に研究を重ねている先生の、深い愛情と研究者としての粘り強さなどを感じられます。
やはり、一流の人は、いろいろな視点で物事を考えられるし、心が広い!みんなに生き物を好きになって欲しい、理解して欲しい、命を大切にして欲しいというメッセージを、ギャグやユーモアで上手に伝えているのだと思う。
面白いから、野次馬的に、まず、ご覧ください。そのあと、きっと、少しは何か生き物について考えるようになると思います。
(渡辺諦さん 30代・その他の方 )
続編も笑いました
待望の続編です。
子どもがとても気に入ってずっと笑いながら読んでいたので、これを見つけた時は「やったー!」と声をあげていたほど喜んでいました。
今回も、面白いエピソードが満載でした。
でも、やっぱり為になる知識ばかり。
そして、タイトルのようにざんねんなエピソードも多いのですが、へー!なるほど!と驚きのエピソードもたくさんです。
読み終えた後に、子どもとどれが一番面白かった?と言い合いをしました。
この本は、一つ一つが短いので1年生でも充分に読めるのではないでしょうか。
因みに・・うちは前作の時は4年生、今回の続編は5年生になっていますけど、それでも楽しんで読んでいました。
ネタをばらしてしまうと・・だめかもしれませんが、親子で一致ですごい!というエピソードはブタの体脂肪にまつわるエピソードでした。
ぶたさん・・ごめんなさい!勘違いしていました!
我が子は、アホウドリのお茶目なエピソードにも笑っていました。
私は、タヌキのエピソードも・・・お気の毒と思って読んでいました。
まだネタはあるのかな?それなら更なる続編に期待したいです。
(Pocketさん 40代 ママ 大阪府 女の子14歳、男の子11歳)
「植物」「微生物」も登場するシリーズ第3弾は6位にランクイン!
笑えて、勇気をもらえる、“ざんねん”な生き物が続々登場
地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。
でも一方で、思わず 「どうしてそうなった! ?」 とつっこみたくなる
ざんねんな面をもった生き物も存在するのです。
シリーズ第3弾となる本書では、
読者様からリクエストの多かった「植物」、理科の授業で習う「微生物」も仲間入りしてパワーアップ!
“自分で自分をくすぐって笑う”チンパンジー、
“とにかく高いところに登ろうとする”ヤギ、
“お酒をあびるとハゲる”ゾウリムシなど……
進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちから、勇気をもらえること間違いなし!
動物たちの見せる珍妙な個性に、“愛らしさ”が湧き止みません。
シリーズタイトルにある“ざんねんな”という表現について、面白く思われない方がいらっしゃるようですが、私は考え方としてもタイトルのつけ方としても、これ以上に秀逸なものはないと感じています。
それは、私たち読者の中に「なんでそうなったの?」という気持ちを湧き上がらせる、絶妙な切り口であると思うからです。
当塾ではネコを飼っていますが、なんでも自己完結でできてしまうネコたちのすばらしさ以上に、「なんで寝てばかりいるの?」「なんであんな格好で寝ているの?」「どうして足をピンと上げて毛づくろいするの?」「なんで毛玉はいちゃうの?」などと、人間から見て意外性のあるところ、少しばかり笑える本性に、こどもたちは興味をひかれます。そして、そういうところをこそ“愛らしい”と思うのです。
優れた部分を紹介して「なるほど」と感心させるよりも、進化の過程で残った部分ゆえきっと長所(?)なのであろう実態を、あえて人間目線で“ざんねん”なものとし示すことで、読み手から「いったい何で?」という関心を引き出す。
それこそが、この作品に携わった方々の思いなのではないかと思うのです。
一冊目も続編も、こどもたちの集まる場所に置けば、たちまち取り合い、読み合い、それで得た知識の披露し合いになる、大人気の作品です。
今回の第三作についても、彼らの期待が裏切られることはなさそうです。まずは私が独り占め。
(国語開化塾さん 30代・せんせい )
総勢100以上のお話を収録した第4弾は7位にランクイン!
生き物のことがもっと知れて、もっと好きになる
地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。
でも一方で、思わず 「どうしてそうなった! ?」 とつっこみたくなる
ざんねんな面をもった生き物も存在するのです。
シリーズ第4弾となる本書では、
総勢100以上の新しい“ざんねん”なお話を紹介。
1日中モグモグしなければならないウシ、
石にふりまわされるペンギン、
頭がいいのに、やることはおバカなカラスなど……
進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちの真実をとくとご覧あれ!
シリーズ最新作もお見逃しなく!
地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。
でも一方で、「どうしてそうなった! ?」 と思わずつっこみたくなる
ざんねんな部分をもった生き物も存在するのです。
シリーズもおかげさまで第5弾!!
野菜や果物、細菌を新たな仲間に加えて
今回もたっぷり100以上の新しい「ざんねん」なお話を紹介します!
草に苦しめられるライオン、
鳥にだまされるミーアキャット、
ハトのような鳴き声だったティラノサウルス、
ツンデレなボツリヌス菌
200年もほっとかれたトマトなど……
進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちの真実を
存分にお楽しみください!
『わけあって絶滅しました』シリーズ
『ざんねんないきもの事典』シリーズと同じ今泉忠明先生による『わけあって絶滅しました』シリーズ。
絶滅動物が自ら絶滅した理由を語るという切り口から、思わず感情移入して読んでしまう子も多いのではないでしょうか。
環境問題についても学べる、おすすめのシリーズです。
「第2回小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙」で16位にランクイン!
絶滅した生き物たちが、自ら絶滅理由を語る! いちばん楽しい絶滅の本。
・やさしすぎたステラーカイギュウ
・隕石が落ちたティラノサウルス
・アゴが重すぎたプラティペロドン
ああ、地球ってせちがらい 受難のいきもの70種
勉強できます
たくさんの情報が載っています。
それぞれの生き物のページに
基本データ、解説、生息年代が
載っています。
ページをめくっていくと
その動物がどう絶滅したのか
タイトルがついています。
別冊に説滅全史がついています。
こちらも楽しいです。
(ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子10歳)
さらにパワーアップしたシリーズ第2弾!
おれたちは もういない。
でも……語りたいんだ! !
絶滅生物が、自ら「絶滅理由」を語る
あの大ベストセラー図鑑に第2弾が登場!
●頭が引っかかって絶滅したディプロカウルス
●息苦しくて絶滅したリストロサウルス
●おしっこのしすぎで絶滅したファソラスクス
など、今回も驚きの絶滅理由が目白押しです。
さらに第2弾では、絶滅動物にくわえ
●人間に便乗して繁栄したイエネズミ
といった「わけあって繁栄した」動物たちも登場。
「ほかの生物を滅ぼすのはなぜダメなのか」?という
問題を提起するコラム「人間インタビュー」も掲載。
豪華特典として「生きのびる難しさ」が体感できる
【激ムズ巨大迷路ポスター】(A2サイズ)も付いてくる!
一番売れている絶滅の本が、パワーアップして登場。
生物の進化の歴史がこの1冊でわかります!
こちらも見逃せないおもしろ動物事典
ここまで紹介した圧倒的な人気を誇る2シリーズの他にも、「泣ける」「恋する」「きもい」など、いろんな切り口から動物を紹介する”おもしろ”動物事典があります。
お子さんの興味に合わせてお選びください!
泣けるがテーマ
テーマは大きく4つに分かれます。
その中で絶滅して生き物の最後の
一匹物語というテーマのところが
私は好きでした。
泣ける実話というのも
確かに泣けます。
泣けるという悲しい者ばかりではなく
おもしろいものもあるので
読んでみてください。
(ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子10歳)
「泣けるいきもの」シリーズ、こちらもチェック!
絵が可愛い!いきものたちの“恋"のお話を集めました
いきものだって恋をする!
82種類のいきものたちの
さまざまなおもしろ“求愛行動"を厳選してピックアップ。
「なかよしに恋する」
「プレゼントで恋する」
「アピールで恋する」
「肉食系女子が恋する」
「激しく恋する」
「フシギに恋する」
のジャンルに分けてかわいらしいフルカラーのイラストとともに
詳しくたのしく解説します。
恋を実らせるためにいっしょうけんめい気持ちを伝えようとするのは、
人間もいきものもみんな同じ。
いきものたちの健気で必死な求愛行動の数々に
笑って、おどろいて、感動してください!
おもしろくてためになる
いきものたちの“恋"のお話。
子どももおとなも楽しめる一冊です!
絵がかわいいです
動物たちのさまざまな求愛方法が
描かれています。
それぞれの動物のページには
ラブラブ度、説明、
親愛の時期と特徴、
生息地、大きさ、分類が
描かれています。
絵がかわいいです。
絵に吹き出しが描かれていて、それが妙に
リアルで面白いです。
(ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子10歳)
思わずクセになる!?身の毛もよだつ“キモい一冊”
そのキモさには理由がある!
―通常のネズミの9倍の寿命を持つハダカデバネズミや、背中に卵を埋め込んで孵化させるピパピパ、食事中は顎が2つに分断される奇虫・ヒヨケムシ……。
本書は、思わず「キモい! 」と叫びたくなる生きものたちを動物学者監修のもと、「キモかわいい」「キモ美しい」などカテゴリーに分けて、その魅力をたっぷりと紹介する生きもの図鑑です。
身近なクロゴキブリから珍しいブルーレッグオオムカデまで、彼らはなにゆえキモいのか、その生態のひみつに迫ります。さらに“話題沸騰中”(?)の「バッタ生チョコ」や「コオロギ団子」といった昆虫食レシピも掲載! また、思わず友だちにドッキリを仕掛けたくなるリアルゴキブリしおりや、360℃で体感できるおぞましすぎるVR動画付きといった特別な仕掛けも盛りだくさん! 読めば、青ざめること間違いなし! キモい生きものの知られざる魅力がギュッと詰まった、身の毛もよだつ“キモい一冊”です。
いきものたちの知られざる苦労を知って、「乗り越える力」を学ぶ!
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じつは、生きてるだけでもすごいんです!
ピンチを乗りこえるための生きのこりテクニックを紹介!
「生き残ることこそ、生きる意味。それを動物たちは教えてくれる」(京都大学総長・山極寿一氏)
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【こんないきものに出会える本です】
めげないいきものとは、
困難にぶつかり、ときにはしょんぼりしながらも、
あらゆる作戦で生き残ろうとしているいきものたちのこと。
その中には、あなたとおなじような悩みを持ったいきものがいるかもしれません。
監修は、数多くの図鑑監修をしてきた成島悦雄。
執筆は、新聞記者として生物にまつわる取材にあたった宮沢輝夫。
いきもの好きのプロフェッショナルがタッグを組み、制作しました、
いきものたちの知られざる苦労、それをのりこえる強さを知ることのできる一冊です。
大ヒットシリーズ『ざんねんないきもの事典』に続く
高橋書店のいきもの事典。
生き物たちの驚きの「ウソ」を、イラストとともに紹介!
このウソが見破れるか?
生き物たちは、生きるためにさまざまなウソをつきます。
そのウソ(擬態)は天敵から身を守るために必要なものから人間には意味がまったくわからないものまでさまざま、、、生き物たちの驚きのウソをイラストとともに紹介します。
アリに化けてやりたい放題の「アリグモ」、人気者の真似をして相手の身体噛みちぎる「ニセクロスジギンポ」、うんちになりすます「ムシクソハムシ」、メスのふりをして子孫を作る「ブルーギル」など。
本が苦手な子も楽しく読める!
「おもしろ生き物シリーズ」は、コンパクトな文章と目を引くイラストで構成されているので、読書が苦手な子にもおすすめです。
一度読み始めると面白くてどんどん読み進めてしまうこと間違いなし!
読書好きへの扉を開く第一歩としても、ぜひお子さんと一緒にお好みの1冊をまず選んでみてくださいね。
編集協力・執筆:洪愛舜(ほんえすん/ライター・編集者・絵本作家)
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