【今週の今日の1冊】ことばを遊ぼう。味わおう。5月18日は「ことばの日」
5月17日~5月23日までの絵本「今日の1冊」をご紹介
5月18日は「ことばの日」。ご存じですか?
「ことば」を大切に使い、「ことば」によって人と人とが通じ合えることに感謝し、「ことば」で暮らしをより豊かにすることを目的として2020年から正式に日本記念日協会に認定された記念日です。みなさんが、普段何気なく使っている「ことば」に注目し、今週は、わらべうた・オノマトペ・ことわざ・はやくちことばから詩・俳句の本など、ことば遊びの新刊を中心にご紹介します。
5月17日 み~んなが笑顔になるあそびうたのえほん♪
月曜日は『あかちゃんとわらべうたであそびましょ!』
出版社からの内容紹介
あかちゃんも、お母さんもお父さんも、み~んなが笑顔になるあそびうたのえほん!
『あっちゃんあがつく』で人気の絵本作家さいとうしのぶさんが、あかちゃんのために描きおろした幸せいっぱいの一冊です。はじめてあかちゃんを迎えたご家族にもおすすめです! ※遊び方と楽譜つき。
読者の声より
乳児・小さい子向けおはなし会用にセレクト。
赤ちゃん向けのわらべ歌が遊び方付きで紹介されていて重宝します。
言葉だけではイメージしにくいところが、絵で可視化されているので、
より奥深く遊ぶことができると思います。
特に赤ちゃんの場合は、大切なふれあい遊びも兼ねていますから、
これはありがたいです。
巻末の楽譜も強い味方です。
さいとうしのぶさんの絵も楽しさ満点です。
(レイラさん 50代 ママ 兵庫県)
5月18日 おとなもこどもも一緒に。美しい日本語に触れよう
火曜日は『こんぺいとうはゆめみてた』
出版社からの内容紹介
これから言葉を体得する子どもたちに、美しい日本語に出会ってほしい……。子どもと共に、若い親たち、祖父母、まわりの大人が一緒にみすゞの詩を楽しめる、新感覚の金子みすゞ絵本シリーズです。高畠那生が絵を、ナビゲーターをミュージシャンの坂本美雨が担当しました。各詩には、金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫によるひとこと解説もついています。/収録作品(全9編)あさとよる だれがほんとを こだまでしょうか こんぺいとうのゆめ ひるのはなび にわとり つきとどろぼう なまけどけい もくせい
読者の声より
ことばって面白いなぁ。きれいだなぁ。
子どもが好きなこんぺいとうが、とっても可愛らしく描かれた表紙に惹かれて図書館で借りてきました。
金子みすゞさんの詩の本だとは、知らずに借りたのですが、ことばって面白いなぁ。きれいだなぁ。と感じました。
金子みすゞさんは、知ってはいたし、なんとなく詩に触れたことがあるとは思うのですが、きちんと読んだことがなかったので、とても良かったです。
おやこでよもう!金子みすゞというシリーズになっているようで、小さな子にも読んであげやすい詩と絵がとても素敵でした。
(ピーホーさん 30代・ママ 女の子4歳、女の子2歳)
5月19日 相撲をとりながら……なにを「とって」みる?
読者の声より
相撲シーンだけで
不思議な題名に、相撲のシーン。
なるほど、その「とっています」なのですね。
いろいろな「とっています」シーンがあるのかと思いきや、
意外に相撲のシーンだけで「とっています」というのがすごいです。
取組中、ちょうちょを取り、バランスを取り。
もちろん、物語はどんどん進み、いろんな「とっています」に唸ります。
全部、相撲だからこその展開が実にうまいです。
そして、愉快愉快。
時勢柄でしょうか、ウーバーイーツ?のお兄さんもいますね。
裏表紙のシーンも、れっきとした「とっています」シーン。
脱帽です。
小学生くらいから、言葉遊びの豊かさを楽しく実感できると思います。
(レイラさん 50代・ママ )
5月20日 草花、虫、鳥などをテーマにした早口言葉がたっぷり
木曜日は『はやくちことばのさんぽみち』
出版社からの内容紹介
お父さんとふみちゃん、二人でお散歩しながら早口言葉を言います。歩いているとよく目にする草花、虫、鳥などをテーマに15の早口言葉が入っています。美しい絵で身近な自然もよくわかります。声に出して早口言葉を言ってみると、楽しさ100倍!参加型絵本です。
読者の声より
草花や虫も知れる
外遊びが大好きな5歳息子と、早口言葉にチャレンジしたい小学2年生の娘に読みました。
雑草や虫など、「これ、しってるー」など反応していました。
早口言葉は大人でも、かみそうな難しいものもあり、私が読むのを失敗すると、親子で笑いました。
ストーリーもしっかりしています。
物語としてのストーリーもあり、草花や虫や野鳥の図鑑、そして、早口言葉集、すべてがつまった、素敵な絵本です。
(タケえさん 30代・ママ 女の子7歳、男の子4歳)
5月21日 自然にひらがなに親しめる、あたらしい五十音絵本
5月22日 お買い物をしながら、「ことわざ」を体験しよう!
土曜日は『ことわざしょうてんがい』
出版社からの内容紹介
はなちゃん家族とかっぱのガタローが、お買い物に出かけます。そこは妖怪・神様・へんてこなものがいっぱいいる“ ことわざ商店街”。ドラキュラの洋服屋さんは100万円の背広をオススメし、やまんばのメリーゴーランドではなちゃんが飛ばされる…!?
でも「禍いを転じて福となす」「怪我の功名」となってひと安心。お買い物をしながら、はなちゃんと一緒に「ことわざ」を体験し、楽しく知ることができる絵本です。
読者の声より
ことわざを使ってみよう
かわいらしいイラストに惹かれ、手に取りました。
「はやおきだって へのかっぱ」と、はなちゃんの前に、かっぱのガタローが現れます。
はなちゃん家族は、「はやおきは さんもんのとく」と言いながら、がタローと一緒に「開運ことわざしょうてんがい」に、買い物に出かけます。
そこにはへんてこな妖怪や神様がいて、色々なことわざを楽しみながらのお買い物。
真似してことわざを使ってみたくなるお話でした。
賑やかなイラストも、楽しかったです。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子11歳)
5月23日 小学生の俳句入門におすすめしたい物語
読者の声より
俳句を介してのーがおもしろいです
あ!この方、「だんご山会議」の方です
この方の作品、今の子ども達の切り方が上手だし
言葉にできない感情とかも
上手く表現しているように思います
女子のグループの様子とか
あ~、なるほど~って
気持ちや感情がこんがらがる感じを
うまく表現してくれるなぁ~とか
素敵な年配者の関わりもいいのです
で、読後が爽やかなのも、いいです!
勉強、暗記する俳句ではなく
言葉で遊ぶ、感じるから
感性を磨くことにつながるような
で、年を重ねると、これまたいいんですよ(笑
世代を超えて「五七五」楽しみましょ
(しいら☆さん 50代・その他の方 )
選書:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)
文・編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)
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