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未来の今日の一冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】てるてるぼうずてるぼうず、あした天気にしておくれ♪

5月24日~5月30日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

すでに梅雨入りした地域もあり、まだ5月ながらも雨の日が多くなってきましたね。
てるてるぼうずといえば、楽しみにしている行事やイベントの前に、子どもたちが晴れることを願って作るものですが、今年の梅雨にも大活躍してくれるでしょうか。今週は、昔からお天気の味方として親しまれている「てるてるぼうずの絵本」をご紹介しますよ。
 

5月24日 いろんなてるてるぼうずに、ほっこり

月曜日は『コッコさんとあめふり』

コッコさんとあめふり

出版社からの内容紹介

 毎日毎日、雨降りです。コッコさんはてるてるぼうずを作りますが、雨はなかなかやみません。そこで、コッコさんはてるてるぼうずに手紙や宝物などを詰め込みます。まるまると太ってしまったてるてるぼうず、ちょっと疲れてしまったみたい。コッコさんはふとんをしいて、優しく看病してあげるのでした。さあ、コッコさんの願いは天に通じるでしょうか?
 子どものころ、誰しもが一度は作ったことのあるてるてるぼうず。それは、晴れを待ち望む純粋な願いがこめられた、特別なものだったはず。著者の片山健さんは、娘さんが実際にてるてるぼうずを作って、そこに手紙やおもちゃ、宝物などを入れて、熱心にお願いしていた姿にヒントを得て、お話を作ってくださいました。心あたたまるエピソードに加え、透明感あふれる、みずみずしい色彩で彩られた雨の風景もまた魅力的。その美しさに心打たれることでしょう。片山健さんのコッコさんシリーズ、第5作目です。

読者の声より

健気な女の子に心温まる
まいにちの雨に飽きたのか、コッコちゃんがてるてるぼうずを作って
晴れるようにお願いするお話しです。

この年代の女の子らしい、てるてるぼうずの作り方・いたわり方に思わず心が温まり、娘ももう少ししたらこんなことをするようになるのかとなんて想像してうれしくなりました。

文中に
『てるてるぼうず
 てるてるぼうず
 あした てんきに
 してください。』
という部分をちょっと変えててるてるぼうずの歌にして読んでいたら、娘は笑いながらニコニコしてきいていました。また、主人が、太ったてるてるぼうずに
『ぼよよよ~ん』
という音をつけて読むと『もう一回』と『笑い声』の嵐で娘は大満足していました。
(ピーチ姫子さん 30代・ママ 女の子2歳、)

5月25日 「みんなで、てるてるぼうずをつくりましょ!」

火曜日は『おふくさんのてるてるぼうず』

おふくさんのてるてるぼうず

出版社からの内容紹介

梅雨時で、毎日雨ばかり。鬼もうんざりして、おふくさんのところにやってきます。「雨をやませろ!」という鬼に、おふくさんたちは「みんなで、てるてるぼうずをつくりましょ!」と提案します。さあ、雨はやむのでしょうか。

5月26日 雨の日の景色を擬音語で感じてみよう

水曜日は『てるてるぼうず』

てるてるぼうず

出版社からの内容紹介

一日の天気のうつろいとともに、愛らしい“てるてるぼうず”の表情が、辛そうだったり、悲しそうだったり、楽しそうだったり、幸せそうだったりと変化していきます。そんな“てるてるぼうず”を見て、お子さんがイメージを自由にふくらませることができます。
赤ちゃんの大好きな擬音語だけですので、はじめての絵本にぴったりです。

読者の声より

ほれぼれするほど美しい空の景色。
個人的に好きで借りてきました。
なにがいいかっていえば、空の美しい景色の表現が好き!

風が吹く青い空「そよそよ」
黒雲が出てきて「もくもく」
雨が降り出して「ぽつぽつ」
あ!かみなり!「ぴかっ」

てるてるぼうずの表情は、あまり変わらないのに、
まわりの景色が変わるだけで、気持ちが伝わってきます。

雨が止みそう「ぴちょん ぴちょん」
綺麗な夕日「かあ かあ」

擬音語のみの簡単なこの絵本は、0歳からでも、
親子で楽しめます。

夜空に輝く星が、とても綺麗です。
朝の清々しい様子も素敵です。

太陽が「ぽかぽか」

どのページを見ても、ほれぼれするほど美しく、
じっくりといつもでも眺めていたい・・・そんな絵本でした。
(多夢さん 40代・ママ 女の子11歳、)

5月27日 さんにんあわせて、てるてるわんぱくだん!

木曜日は『わんぱくだんのてるてるぼうず』

わんぱくだんのてるてるぼうず

出版社からの内容紹介

明日は遠足だというのに、毎日雨ばかり。そこで、わんぱくだんの3人はてるてる坊主を作ることにしました。できあがったのは、3人そっくりの『てるてるわんぱくだん』。すると、てるてるわんぱくだんが立ち上がって言いました。「明日天気にしてあげたいけど、できないんだ」お天気の国では、泣き虫のふるふる坊主が増えて雨を降らせているというのです。「ふるふる坊主をなんとかしてくれるかい?」「まかせて!」―でも、ふるふる坊主ってだれ? わんぱくだんに解決できるかな?

読者の声より

てるてるぼうずとてんきのくにへ
子供たちが大好きなわんぱくだん。
いつもなぜか不思議なことに遭遇する、けん、ひろし、くみの3人組のファンタジー。
今回は、3人でてるてるぼうずを作っていたら、突然てるてるぼうずが喋りだして、てんきのくにへ連れられていきます。
いつも、わんぱくだんのおはなしでは、くろねこが現れたら非日常の世界へ行きますが、くろねこは何者なんでしょうね。
(tori.madamさん 30代・ママ 女の子7歳、女の子4歳)

5月28日 怒ったてるてるぼうずの行く先は…?

金曜日は『いえでをしたてるてるぼうす』

いえでをしたてるてるぼうす

出版社からの内容紹介

日曜日、だあれもいない家の中で、てるてるぼうずがプンプン怒っています。
「みんなぼくのことなんか忘れちゃったんだ。ぼくがこんなにいいお天気にしてあげたのに!」
家を飛び出したてるてるぼうずが、我が家を見つけるまでの楽しいおはなし。

5月29日 くろくまくんのおさんぽについてきたのは?

土曜日は『あめのひ くろくま』

あめのひ くろくま

出版社からの内容紹介

きょうはあめ。しとしと ぱらら しと ぱらら。
くろくまくんは、てるてるぼうずをたくさん作ってつるしました。

傘をさして外に出ると、かえるさんが
「にぎやかな おさんぽだね ケロ~!」
てるてるぼうずさんが、後ろをついてきているのに、
くろくまくんは全然気がつきません…

いたずらなてるてるぼうずたちが、雨の日に起こすちいさな奇跡。
くろくまくんのおとぼけぶりに、雨の日が楽しくなる、かわいいお話です。
リズムのよい文と、シンプルでわかりやすい絵が、小さなお子様への読み聞かせにも最適。

親子いっしょに楽しめる、「おはなし・くろくま」シリーズ第6弾。

読者の声より

雨の日が楽しくなりそう
紫色がとても綺麗な「あめのひ」のくろくまくんシリーズです。
雨だとお外で遊べないので、雨は嫌い!というお子さんも多いのではないのでしょうか?
くろくまくんも、てるてるぼうずをたくさん作って、お願いしてみます。
でも、なかなか雨がやみません。

仕方がないのでお気に入りの傘と雨靴を履いて、お出かけします。
すると。。。見かける友達がみんな「今日はお友達と一緒でいいね~」と言います。

なのことかと思ったくろくまくんもびっくり!おうちにつるしたはずのてるてるぼうずが、ついてきていました。

そして、てるてるぼうずの愉快な歌を歌って、見事に晴れにしてくれました!
てるてるぼうずの歌は節がすぐに浮かんできますね。
お子さんと一緒に歌ってあげて欲しいです!
(ロアルダールさん 40代 その他の方 神奈川県)

5月30日 ふりふりぼうずってなんだろう?

日曜日は『てるてるぼうずとふりふりぼうず』

てるてるぼうずとふりふりぼうず

出版社からの内容紹介

雨が降ると嬉しいイヌと、雨が嫌いなネコ。ネコがてるてるぼうずを作り、お天気の歌を歌うと、イヌはふりふりぼうずを作り、雨の歌を歌います。やがて、てるてるぼうずとふりふりぼうずが飛びだして…、どうなっちゃうの?

読者の声より
面白い題名に惹かれてセレクト。
なるほど、雨の好きな犬と、雨の嫌いな猫の攻防戦というわけですね。
雨の好きな犬が作ったのが、雨を降らす「ふりふりぼうず」。
これはいいアイデアですね。
よく似た形ですが、それだけに対比が面白いです。
でもでも、いったいどう収拾するの?と心配したのですが、
まったく杞憂でした!
なんと、てるてるぼうずとふりふりぼうずのコラボで、素敵な光景が!
これには脱帽です。
いつもながらのコラージュの絵が軽快で楽しいです。
アジサイや笹舟も描かれているので、梅雨の頃に、ぜひ。
幼稚園児くらいから、雨の好き嫌いで共感できると思います。
(レイラさん 50代 ママ 兵庫県)

選書:秋山朋恵(絵本ナビ編集部)

文・編集協力:富田直美(絵本ナビ編集部)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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