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未来の今日の1冊 ~今週はどんな1週間?~

【今週の今日の1冊】大人も一緒に子どもと考えよう!親子で学ぶ「戦争」

8月6日~8月12日までの絵本「今日の1冊」をご紹介

 8月6日は、広島平和記念日です。1945年8月6日午前8時15分、米軍のB29爆撃機エノラ・ゲイが、広島市上空で世界初の原子爆弾リトルボーイを投下した日。広島市街は壊滅して、約14万人の死者を出しました。夏休み中に親子で戦争と平和について考えてみる時間をとりましょう。今週は、子どもだけではなく、子どもに語れるよう大人にも読んでほしい本や児童書をご紹介します。

8月6日 戦後を生きる主人公の目に映った原爆とは?

月曜日は『光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島』

光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島

真夏の夜、元安川に、人々は色とりどりの灯籠を流す。光を揺らしながら、遠い海へと流れていく――。
68年前の8月6日。広島上空で原子爆弾が炸裂した。そこに暮らしていた人々は、人類が経験したことのない光、熱線、爆風、そして放射能にさらされた。ひとりひとりの人生。ひとりひとりの物語。そのすべてが、一瞬にして消えてしまった。
昨年、原爆をテーマに研ぎ澄まされた筆致で『八月の光』を世に問うた朽木祥が、今回、長編で原爆を描ききる。
日本児童文学者協会新人賞をはじめ、産経児童出版文化賞大賞など多数の賞に輝く朽木祥が、渾身の力で、祈りをこめて描く代表作!

8月7日 今、子どもたちに残したいメッセージがここに

火曜日は『ヒロシマのいのち』

ヒロシマのいのち

広島で取材して得た7人の生の声・姿をまとめる。少年少女が体験した戦争、原爆の記憶、平和へのバトンを受け継いだ子どもたちのさわやかな活動を描く。
広島に原爆が投下され72年がたち、いまの子どもたちに残しておきたいメッセージがたくさん書かれています。決して忘れてはいけないとあらためて思い知らされます。

8月8日 忘れてはいけない。「これが戦争なのだ」

水曜日は『戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ』

戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ

『暮しの手帖』創刊70周年記念出版
あの日々をどう生きたか。手記、手紙、絵、写真――157の体験
これが戦争なのだ。

『戦争中の暮しの記録』(1969年刊)から約50年――。
ふたたび『暮しの手帖』は、戦争体験の手記を募りました。
今回は、戦時中の記録に加え、戦後の混乱期のできごと、そして戦後生まれの方には、体験者からの「聞き書き」での投稿も呼びかけました。この募集に応じて届けられた2390通の応募作品から、157点を選び、まとめたのがこの一冊です。本書は、庶民の戦中・戦後の暮らしがわかる貴重な記録であり、あの戦争を生き抜いた方々からの、いのちのメッセージ集です。

8月9日 1945年8月9日、それはとても静かな、夏の日でした

木曜日は『角川つばさ文庫 ナガサキの命 伝えたい、原爆のこと』

角川つばさ文庫 ナガサキの命 伝えたい、原爆のこと

長崎で「あの日」起こったおそろしいこと、それは──。

1945年8月9日、それはとても静かな、夏の日でした。
せみの声しか聞こえません。
──ピカッ グォーッ! 
とつぜん投下された一発の原子爆弾によって、
長崎の町は一瞬で廃墟となりました。
そしてたくさんの命が炎に焼かれました。
3歳で実際に原爆を体験した筒井茅乃さんのお話「娘よ、ここが長崎です」で語られる
突然の母との別れ、混乱する浦上の町のようす、救助に当たる父の姿……
これらはすべて「本当にあったこと」なのです。
この物語のほかに、原爆詩6編と手記2編も収録。
“核のない世界”を強く願う、吉永小百合の平和への思いあふれる一冊!

8月10日 9歳の少女の目に映った戦争の姿とは・・・?

金曜日は『トンネルの森 1945』

トンネルの森 1945

「魔女の宅急便」の著者が描き下す、9歳の少女の戦争物語

太平洋戦争のさなか、幼くして母を亡くしたイコは父の再婚相手とともに疎開する。家のそばにある、暗く大きな森のトンネルで、脱走兵が自殺した噂を耳にするが……。

8月11日 親子で読んで、考え、語り合おう

土曜日は『ガラスの梨 ちいやんの戦争』

ガラスの梨 ちいやんの戦争

親子で読んで語り合ってほしい。
戦争のこと、家族のこと、このさきの平和について。

大阪で暮らした著者の母親をモデルに、大阪大空襲で市井のひとびとが味わった悲しみを鮮烈にえがく! 今こそ読んでほしい本格的戦争児童文学!昭和16年。小学3年生の笑生子(えいこ)は、大阪の新千歳国民学校に通う女の子。「ちいやん」と呼ばれて、かわいがられている。働き者の両親と、京都に住む長女の澄恵美(すえみ)、今は家庭を持って別に暮らしている厳格な長男の正義、いつでも心やさしく家族を助けてくれる次男の成年、電車の車掌をしているモダンでマイペースな次女の雅子、わがままだけど愛嬌いっぱいの弟の春男という大好きな家族に囲まれて、しあわせに暮らしていた。しかし、ひたひたと戦争の影がしのびより、笑生子の日常を少しずつ違うものに変えていく。大好きだった成年の戦死、成年が手伝っていた動物園の閉鎖、建物疎開で離ればなれになってしまった仲良しの千代ちゃん……そして、恐ろしい大空襲。戦争は笑生子から少しずつかけがえのないものを奪っていく。
どんな苦しい毎日でも生きていこうとする人間のたくましさと、その命のつながりによって今のわたしたちは生かされていること、そして、この戦争の悲劇を二度と繰り返してはならないことを訴える。

8月12日 子どもたちへ送る渾身のメッセージ!

日曜日は『子どもたちへ、今こそ伝える戦争』

子どもたちへ、今こそ伝える戦争 子どもの本の作家たち19人の真実

長新太/和歌山静子/那須正幹/長野ヒデ子/おぼまこと/立原えりか/田島征三/山下明生/いわむらかずお/三木卓/間所ひさこ/今江祥智/杉浦範茂/那須田稔/井上洋介/森山京/かこさとし/岡野薫子/田畑精一
子どもの本の作家19人が、描き下ろしの文と絵で子どもたちに戦争を伝える渾身のドキュメンタリーアンソロジー。

いかがでしたか。

絵本ナビサイトには、戦争を考えるきっかけを与えてくれる絵本や児童書をたくさんご用意しています。夏休みは、親子で一緒に語らう時間を作る良い機会です。せひ、戦争や平和についても親子で考えてみてくださいね。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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