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子どもに由来を聞かれたときのおすすめ絵本

「ハロウィンってなに?」と子どもに聞かれたら? 親子で楽しむおすすめ絵本13選

ハロウィンを知ろう!

10月のお楽しみイベントといえば、ハロウィン!

仮装したりお菓子をもらったり、子どもたちにとって嬉しいイベントですよね。

ところで「ハロウィンってなに?」そんな質問をされたら、答えられますか?

ハロウィンっていつ?

ハロウィンは、毎年10月31日に行われるイベントです。

その起源は、収穫を祝い悪霊を祓う古代ケルト人の行事「サウィン祭」にさかのぼります。紀元前のケルトでは、10月31日は1年の終わりの日。この日、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。

どうして仮装するの?

古代ケルトでは、先祖の霊が戻ってくる10月31日、悪霊や魔女も一緒に現世にやってきて、人間の子どもをさらったり、魂を奪ったりすると恐れられていました。そこで人々は、自らも恐ろしい姿に仮装することで悪霊たちを驚かせたり、「自分たちは仲間だ」と思わせて身を守ろうとしたのです。
その後、この古代ケルトの風習と、キリスト教の「諸聖人の日(All Hallows' Day)」の前夜祭「All Hallows' Eve」が結びつき、「ハロウィン」と呼ばれるようになったと考えられています。

現在では宗教的な意味合いは薄れ、欧米を中心に多くの国で「Trick or Treat!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!)」と仮装した子どもたちが近所を回ったり、大人たちが趣向を凝らしたコスプレを楽しむ、賑やかなイベントへと変化しています。

ハロウィンについて知ることができる絵本

どうして仮装するの?何をするの? わかりやすく教えてくれる絵本があれば、子どもたちもますますイベントを楽しめますね。

物語を楽しみながらハロウィンについて知ることができる絵本をご紹介します。

ハロウィンの起源がわかる、日本で最初のハロウィン絵本!

ハロウィーンって なぁに?

日本ではじめてのハロウィーン絵本。
ちびっこ魔女のビビといっしょに、ハロウィーンのすべてを楽しみましょう。
「ハロウィーンってなぁに?」という知りたがりやの子どもたちと、
ハロウィーンを楽しみたい大人のための、
かわいくて、楽しくて、わかりやすい1冊です。
物語を読みすすむうちに、ハロウィーンの由来がわかり、
かぼちゃのランタンやかぼちゃのタルト、
かぼちゃのリバンベルの作り方までわかります。
さらに、おばけや吸血鬼、ガイコツやいじわる魔法使いなどに
変身できちゃう、こわ~い仮装のしかたもバッチリ。
準備ができたらでかけましょう。
「おかし くれなきゃ いたずら するぞ!」
ハロウィーンの始まりです!

参加しながら楽しめるハロウィン絵本の決定版

トリック オア トリート!

今日はハロウィン。 4人の子どもたちが、とっておきの仮装ででかけます。

いろんな家のドアをたたいて、あいことばをいってみよう。

「トリック オア トリート おかしくれなきゃ いたずらしちゃうぞ!」

だれがでてくるかな? どんなおかしをもらえるかな?

ポケットがおかしがいっぱいになったころ、 町はずれの大きなおやしきのドアをたたくと、そこは・・・。

 

声を出したり、あてっこをしたり、小さい子どもたちも参加しながら楽しめるハロウィン絵本。

暗いところでおばけが光る、蓄光インクを使った驚きのページもありますよ!

動物たちの仮装がおもしろい! 仮装が楽しみになる一冊

ハロウィン!ハロウィン!

ハロウィンの新定番!

たろうと動物たちは、工夫を凝らしたお手製の仮装で「トリック オア トリート!」とおばあちゃんの家を訪ねます。

ハロウィン&魔女絵本、増えてます

ハロウィンが楽しみなのは人間だけじゃない!?

ゾンビのホラーちゃん(1) ハロウィン大作戦

ホラーちゃんはふつうのゾンビの女の子。
村の人々に見つからないようにひっそりと暮らしていますが、みんなとお友だちになりたくって……。
秋になり、おばけの仮装をするお祭りに参加することに。

ゾンビのホラーちゃん(2) わがままデーモン

ホラーちゃんはふつうのゾンビの女の子。
シンデルおばさまと楽しく暮らしています。
ある日、いとこのデーモンが訪ねてくると、おばさまの姿が見当たりません。
彼は何か秘密を知っているのかな?

素敵なネコ魔女になれるかな?少女の冒険物語

ネコ魔女見習い ミルク(1) 真夜中の冒険

昼は女の子。夜はネコ。はじめての冒険物語
 ミルクのママはネコ魔女。毎晩、ネコみたいなすごい能力<キャットパワー>を、正義のために使っている、かっこいいスーパーヒーローです。
 ミルクは、ママみたいなネコ魔女になりたいけれど、怖い気もするし、今はパパお手製のコスチュームでなりきりごっこをして遊ぶので十分。・・・と、思ったら、その姿を見た町ネコ、ソックスが話しかけてきて・・・。

 かわいい町のネコたちと一緒に、ネコ魔女として初めての冒険に出かけるミルク。「あなたは自分が思っているより勇気があるんだよ」というママの言葉を思い出しながら、いろいろな困難を乗り越えていきます。

 <キャットパワー>の特別な力を持ちつつも、その使い方は、ミルク本来の勇気とやさしさがあってこそ。ドキドキハラハラの冒険のすえ、最後はじんわりとやさしい気持ちが胸に広がる物語です。

本場のハロウィンを楽しむ!

日本でもすっかり定着しているハロウィンですが、「本場」での様子も気になりますよね。

アメリカのハロウィンの雰囲気が味わえる、こんな絵本もおすすめですよ!

アメリカのハロウィンの原風景とも言える一冊

きょうはハロウィン

ハロウィンの夜。ケンちゃんは隣の家に住むピートに誘われて、近所の家を回ることになりました。

おばけや魔女の格好をして「トリック・オア・トリート!」と言いながら、家々でお菓子をもらうのです。

初めての経験に、ケンちゃんはドキドキしたりワクワクしたり。やがて町外れの古びた家の前にやってきました。

もしかして、本物の魔女の屋敷でしょうか……?

 

日本人の男の子の目を通して、アメリカのハロウィンの雰囲気を伝えます。
2013年10月1日月刊「こどものとも」発行。

大都会・ニューヨークでのハロウィンの様子を楽しめる!

ゆめちゃんのハロウィーン

もうすぐハロウィーン。

ニューヨークで暮らし始めたゆめちゃんは、今年初めてハロウィーンのおまつりをすることになりました。

街はハロウィーンの飾りつけで、とってもにぎやかです。

いよいよ10月31日、ハロウィーンの夜、ゆめちゃんは魔女の仮装をして、「トリック オア トリート!(お菓子くれなきゃ、いたずらしちゃうぞ!)」と言いながら、街をまわります!

しかけ絵本でハッピーハロウィン!

こんなに楽しいハロウィンのしかけ絵本もあります。小さなお子さんへ、お菓子の代わりにあげるのも素敵かも?

ハロウィンの夜にドアをノックするのは誰!?

ハッピー ハロウィン!

ハロウィンの夜にドアをノックするお客さんは誰かな? 

ページをめくるたびに、まるで本当にドアを開けてお客さんを迎えるような気持ちになる、アイディアいっぱいの楽しい絵本です。

とんとんとん。
ノックの音がします。
さあ、ドアを開けてみて。
ドアのページをめくると、そこにはニコニコ笑ったおばけが立っています。

そこへまたノックの音が。
とんとんとん。
さあ、今度は誰かな?

おばけにオオカミ男にドラキュラに……ハロウィンの夜にぴったりの奇妙なお客さんたちが、ぞくぞくおうちを訪ねてきます。さあ、次はいったい誰がやってくるのかな? と、楽しみも期待もふくらみます。最後のお客さんはなんと、本を読んでいるみんなが仮装できる、素敵なおみやげを持ってきてくれますよ。

「ジャック・オー・ランタン」が印象的なきらきら光るカバーは、ちょっと怖いけれどワクワクするハロウィンの特別な空気を伝えてくれます。そして最後には、なんとカバーと同じ「ジャック・オー・ランタン」のお面が登場!! 目と口の部分がくりぬかれているので、ページを顔にあわせてみれば、かぼちゃのおばけに大変身できちゃいます。

さあ、みんなで一緒に、「トリック・オア・トリート!」と元気良く、お菓子をもらいに出発しましょう。

仮装した動物たちが飛び出す!大迫力のしかけ絵本

どうぶつえんのハロウィン

ハロウィンの夜。

どうぶつえんの動物たちは仮装の準備をしています。

がいこつのゾウやミイラ男のトラなど、かわいらしい仮装をした動物たちがとびだします!

こわい、でも楽しい! 魔女やおばけの絵本

ハロウィンは、その起源からも魔女やおばけの仮装が人気です。
こわいけどどこか憎めない、魔女やおばけが主人公の絵本もご紹介します。

ゾクゾクする楽しさがいっぱい!

魔女たちのパーティー

ハロウィーンの夜、ジャックは、仮装パーティーへ向かっていました。

すると、夜空をふたりの魔女が飛んでいくのを見つけました。

魔女を追いかけて、森のなかへ入っていくと、そこにはたくさんの小鬼や人食い鬼、魔女たちが集まってパーティーの準備をしているではありませんか!

こっそりのぞいていたジャックですが、そのうち見つかってしまって…?

 

ハロウィーンのゾクゾクする楽しさがいっぱいにつまった絵本です!

こわいのに面白い、ハロウィンにぴったりの物語

おおきなかぼちゃ

魔女のかぼちゃは、とてつもなく大きく育ちました。

今夜はハロウィン。

パンプキンパイをこっそり食べたい魔女ですが、かぼちゃはびくとも動きません。

ゴーストにも、吸血鬼にも、ミイラ男にも、かぼちゃを動かすことができません。

最後に現れた一匹のちいさなこうもり。

こんな小さなヤツが役にたつものかと笑われても、賢いこうもりにはよい考えがありました。

 

…日本でも有名なロシア民話『おおきなかぶ』を彷彿とさせる、エリカ・シルバーマンのリズミカルなテキスト。

おどろおどろしく怖いものたちを、あたたかくユーモラスに描いたシンドラーの魅力的なイラスト世界。

幸せな読後感で、ハロウィンの季節に繰り返し読みたい絵本です。

ぜんぜん怖くないおばけの絵本

おばけ まほうにかかる

おばけと・・・魔女?
すっかり、おばけのシリーズにはまったわが子。
こちらも、楽しく読みました。

でも・・・おばけと・・・魔女?
おばけって、魔法にかかるの?
そんな疑問を持ちつつ読み進むと・・・・。
どきどき、わくわく。
そんな疑問、どうでもよくなっちゃった。

そして、なんだか楽しくって、
さらに、何故か、おばけに親近感が・・・・。

ぜんぜん怖くないおばけの絵本。
お薦めです♪
(れんげKさん 30代・石川県金沢市  男6歳、男6歳)

絵本でハロウィンがもっと楽しくなる!

いかがでしたか。
いろんな角度から見てみると、楽しみ方が増えてますます盛り上がってきます。
今年もステキなハロウィンになりますように!
ハッピーハロウィン!

編集協力・執筆:洪愛舜(ほんえすん/ライター・編集者・絵本作家)

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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