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miku 51号 2018年春号

【感染症対策】春夏の感染症と予防法

アルコールスプレーで感染症をブロツク!

集団生活が始まる春は、感染症が心配な季節でもあります。情報を知って対策することで、家族をウイルスから守りましょう。衛生のエキスパート村松寿代先生からお話を伺いました。
 

村松寿代先生


サラヤ株式会社サニテーション事業本部食品衛生サポート部食品衛生学術室室長。管理栄養士の資格も有し、スーパーや食品工場などで食品衛生や感染症予防の助言を行う。
 

集団生活が始まる春夏は感染症に特に注意を

感染症にかかるリスクは1年中あるのですが、4~5月にピークを迎えるものもあります。春から集団生活が始まる子どもたちも多く、入園や入学、進級など新たな環境に対応するための疲れも出やすい時期。ウイルスや細菌の脅威にさらされやすい時期でもあります。
 
インフルエンザの流行は冬と思われていますが、インフルエンザウイルスなどは低温で乾燥した時期を好むため、春先でもかかる可能性があります。
 
胃腸炎を引き起こすロタウイルスも冬場がピークという印象がありますが、春ごろまで発症が多い感染症です。ほかのウイルス性感染症に比べて下痢や嘔吐の症状が激しく、入院になってしまうケースも珍しくありません。
 
春先から注意したいのが、ヘルパンギーナと手足口病です。ヘルパンギーナは突然の発熱が続いた後に、のどに強い痛みを感じ水疱ができます。手足口病は口の中や、手のひら、足の裏や甲に水疱性の発疹が現れ、数日発熱することがあります。
 
熱や発疹、嘔吐などがあれば早めに小児科を受診しましょう。特に発疹や嘔吐の場合は、前出の感染症が疑われるため、感染を防ぐためにも受付時に伝え別室で待たせてもらうなどするといいでしょう。
 

帰宅後すぐの消毒を心がけよう

家族に感染を広げないためにも、玄関から菌の侵入を防ぐことも必要です。帰宅後の手洗いうがいはもちろんですが、玄関から入って洗面所に移動する途中に菌をばらまいてしまっている可能性があります。玄関に消毒スプレーを置いてまずは帰宅後に除菌し、その後、しっかりと手を洗うことを習慣づけることが大切です。特にパパママは玄関での除菌を心掛けましょう。
 
いろいろな種類の消毒スプレーが販売されていますが、幅広いウイルス・細菌に有効なアルコール製剤のものを利用するといいでしょう。
 
帰宅後はうがいに増して手洗いが重要とされています。子ども用の手洗い法をイラストで示しましたが、「手の甲、指の間、親指、手のひら・指の先、手首」をそれぞれ意識しながら一つずつ洗いましょう。
 
子どもだけに「帰ったら手を洗いなさい!」と言ってもなかなか身につかないもの。帰宅後は親子で手洗いを習慣にしましょう。一緒に手のいろいろな部分を意識して洗っていると、洗い方が身につきます。歌を歌いながら、おしゃべりしながら、親子の手洗いタイムを楽しみましょう。

玄関にアルコール消毒スプレーを置いて菌をブロックしよう!

家族を菌の感染から守るためにも、玄関で外から持ち込んだ菌をブロックすることが大切です。玄関に手指消毒スプレーや手指消毒ジェルを置いて、帰宅後の習慣にしましょう。
 

アルコール消毒剤の選び方

アルコール製剤では活性が劣るとされてきたノンエンベロープウイルス※を含む、幅広いウイルス・細菌に有効な「酸性アルコール消毒剤」を選ぶと効果的です。アルコールの有効濃度が60~80%であること。目安は、ボトルに「火気厳禁」の表示があるものです。

※「ノンエンベロープウイルス」とは、エンベロープ(脂質性の膜)のないウイルスのことです。

SARAYAはさまざまな社会貢献活動を行っています。

 

 

100 万人の手洗いプロジェクト

 

現在、世界では1日約16,000 人 もの5 歳未満の子どもたちが命を失い、その原因の多くは予防可能な病気です。石けんを使って正しく手を洗うことで、下痢性疾患や肺炎を予防し、100 万人もの子どもたちの命が守られると言われています。
サラヤは2010 年に「100 万人の手洗いプロジェクト」をスタート。対象となる衛生商品の売り上げの1% を寄付し、アフリカ・ウガンダで展開するユニセフ手洗い促進活動を支援しています。活動は、ウガンダ現地での手洗い設備の建設だけでなく、子どもたちへの教育や自主的な衛生活動の支援、母親への啓発活動、現地メディアでの手洗いキャンペーンの展開など、住民が石けんを使った正しい手洗いを知り、自ら広めていくことを目指して進められています。


 

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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