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絵本ナビスタッフの<未就学児向け>読み聞かせ日記

【3歳娘へ読み聞かせ】保育園の生活、誕生日会の様子を楽しむ絵本

3歳を迎えて反抗期も本格化!

こんにちは、絵本ナビスタッフの坪井です。

娘はこの4月で無事に3歳を迎えました。とはいえ、保育園ではまだ年少組よりさらに1つ下の2歳児クラス。年少組のお兄さん、お姉さんと並んでも、同じ3歳とはいえずいぶん差があるなと感じます。

 

3歳になった娘はいよいよ自己主張が全開です。2歳のイヤイヤ期とはまったく違った大変さがありますね。正直、イヤイヤ期は言動が単純だった分、今から思えば楽でした。

3歳の娘の自己主張、一例をご紹介すると「雨の中の公園で遊ぶ(帰らない)」「スーパー店内で寝転がって駄々をこねる」「大人の顔をおもちゃで殴る」「堅いものを投げてふすまに穴を開ける」「ご飯を食べない、お菓子は食べる」「気に入らないことがあると何でも叩く」…もういいですか。

 

力がついてきてものを投げたり叩いたり、これまでは手が届かなかったような場所のものにも触るようになったりしているので、自然と親の声も大きくなります。そしてそれが気に入らない娘がまた怒って…。日々、この繰り返しです。

 

こんな感じの娘に、今月読み聞かせた絵本をご紹介します!

保育園での生活が垣間見える「あのね あのね」

興味津々で「もう1回!」とリクエストされる絵本

あのね あのね

「あのね、きょうね」。男の子がおむかえの自転車に乗って、今日あったことをたくさんおしゃべり。のりでペタペタした工作、みんなで電車ごっこ、間に合わなくておもらし……。園の帰りの自転車でかわされる、親子の語らいを描く絵本。はじめは、その日に体験したこと、起こったできごとを、話したいけれど、まだうまく話せず、会話もクイズのよう。それでも、だんだん話しが上手になっていきます。主人公の成長が楽しい一冊です。

娘は0歳の頃から保育園に通っているのですが、今よりさらに小さい頃から「保育園での生活」を客観的に見ることに興味がある様子だったので、私も日本の子どもたちの保育園・幼稚園での生活の様子がわかる絵本を探していました。

 

この作品も「保育園での生活」が中心テーマかというと少し違うかなとは思うのですが、主人公の男の子が話すものとそれを表す絵のすべてが娘の生活に馴染みのあるものばかりだったので、初めてこの絵本を見た娘は満面の笑みを浮かべてじっくりとページに見入っていました。

お友達と一緒に色紙をのりで貼り付ける制作の様子、園庭での電車ごっこ、お散歩で拾った落ち葉や小石…。私も読み聞かせながら、娘が「ほら見て!宝物なの!」と小石を見せてくれたことを思い出しました。

 

娘ももう少し大きくなったら、「いっしょに あそぼうって いえなかった」という「ぼく」の気持ちに共感したりするのかなと思っています。

誕生月だからこそ!「たんじょうび おめでとう」

こぐまちゃんのできることは自分もやりたい!

たんじょうび おめでとう

3歳の誕生日をむかえて、はりきるこぐまちゃんの一日です。服も自分で着られるし、こぼすけど、スプーンも使えます。絵を描くのも外遊びも大好きで、高い鉄棒が思い通りにできずにくやしがる姿は、すっかりお兄ちゃん。できることが毎日増えていく、この年齢の子どもの自信とほこりが読者の共感を呼びます。誕生パーティーの後は、夢がいっぱいつまったプレゼント。

いくつか持っているぬいぐるみの中でも、「くまちゃん」が飛び抜けて好きな娘。

この「こぐまちゃん」シリーズの絵本は最初に『しろくまちゃんのホットケーキ』を購入しましたが、みんなの大好きな「ぽたあん、ぷつぷつ…」のページが好き、というよりは登場するのが「くまちゃん」だから、という理由で好んでいる様子でした。

それならばと、手に取ってみたこの絵本。

「ぼく 3さいに なったんだよ」というフレーズで即決しました。こぐまちゃんは娘と同い年!

一人で起きられるし着替えもできる、公園では飛び石だって上手にできちゃう…そんなこぐまちゃんの様子を見て、「とびいし、やってみたいー」とすっかり影響されている娘。

 

お話が長めの絵本は途中で飽きてしまうことの方がまだまだ多く、「こぐまちゃん」シリーズはお話の長さも今の娘にはぴったりでした。

どの作品を選んでも喜んでくれるので、また別の絵本を探してみようかなと思っています。

おやすみ絵本の大定番「ねないこだれだ」

3歳になって改めて見るとおばけは怖い!?

ねないこ だれだ

時計が9時を指して鳴ります。ボン、ボン、ボン…。
「こんな じかんに おきてるのは だれだ?」
ふくろうにみみずく、どらねこ、それともどろぼう?
いえ、いえ、夜中に起きているのは……おばけ!
おばけの時間です。

あれあれ、こんな時間に起きている女の子がいましたよ。
夜中はおばけの時間のはず、いったいどうなっちゃうのでしょう?

ママやパパの子どもの頃からずっと読まれ続けている、せなけいこさんの描く「おばけ絵本」の最高傑作『ねないこだれだ』。大人になってから改めて読んでみると、意外な怖さに驚きます。だって、最後に女の子が連れていかれたのは…!? そのインパクトは強烈です。ずっと記憶に残っている、という方も多いことでしょう。

でも、記憶に残っているのは「怖い」だけではありません。なんといっても主人公となる「おばけ」です。いや、子どもたちにとってはこの「おばけ」会いたさに、繰り返し読んでもらっていたりするのです。一度見たら目が離せなくなる魅力。
「怖いけど、好き」
この感情こそ、絵本が永遠に愛され続けている最大のポイントなのかもしれません。

さあ、ドキドキのおやすみ時間。
今晩もパパやママと一緒に過ごしてから、すぐに目を瞑って寝ましょうね。
じゃないと、君もおばけのせかいに……!?

自己主張の強い3歳、もちろん夜だって親の言うとおりに横になったりしません。まだまだ寝たくないというとき(ほぼ毎日ですが…)娘は寝室から飛び出してきます。その後、素直に布団に戻る様子もない…という場合の「じゃあ、絵本を1冊読んであげるから」という大人からの妥協案と『ねないこだれだ』はお話の長さ、作品のテーマともにぴったりです。

 

『ねないこだれだ』は娘が2歳1か月の頃から読み聞かせをしている絵本。

こちらの記事で書いたとおり、2歳当時は「こわい」という素振りすら見せずに暗唱したりしていましたが、3歳になると理解度が上がりますね!

今は私がちょっとでも低い声で読み聞かせるとそれだけで嫌がって、「かわいい声で読んで」と要求します。

最近では常に早回しのテープのような甲高い声で読み聞かせ、それでも寝る様子がなければ「このまま起きて、おばけのせかいへ飛んでいく?」と聞いてみると全力で否定されます、が、だからといってそのまま寝てくれるとは限らないのが3歳児。

 

とはいえ、「どうやら夜は寝た方がよさそうだぞ」と娘が感じてくれているのも、もちろんこの絵本のお陰だと思います。

「くだもの」巻末の女の子に見覚えが…

巻末の女の子は3歳なのでは…?

くだもの

ページをめくるとまずどーんと丸ごとの緑のスイカ。さらにめくると、カットされた真っ赤なスイカが「さあ どうぞ」と差し出されます。
続いてもも、ぶどう、なし、りんご、と、次々に登場する平山和子さんの写実的な絵は、どれもみずみずしくて本当においしそう。その果物たちが、今度は皮がむかれて食べやすくカットされて迫ってくるわけですから、あかちゃんは、きっとその絵の迫力に釘付けになるでしょう。あんまりおいしそうなので子どもでなくても思わず手が伸びてしまいますよね。

子どもたちは果物が大好き。とっても身近な存在なのに、日常では腹ぺこキッズに「食べたい!」「おなかすいた!」と言われてあわててむいて、小さく切ってお皿にのせてテーブルへーー。スーパーでカットフルーツが簡単に買える時代だし、食育が大切だとわかってはいても、まるごとの姿は意識していないとなかなか教えられないのかもしれません。果物って、皮をむいたら全然違う姿になってしまうものが多いからなおさらです。
離乳食がはじまって食べ物に興味が出はじめたら、ぜひ手にとってほしい1冊です。おしゃべりしはじめた子と一緒に名前を覚えるのもいいですし、たくさんおしゃべりするようになったら「いただきまーす」と読みはじめて、「あまーい」「すっぱい!」と親子で感想を言い合いながら「ごちそうさま」と読み終えれば、しっかり読み応えもありますね。だけどご注意。食いしん坊さんは寝る前に読むと、食べたくなって泣いてしまうかも!

(三木文 絵本ナビライター)

3歳になった娘と『くだもの』を読んでいたある日。

一番最後の「じょうずに むけたね。」の女の子を見て「あれ、この子を見たことがあるような…?」と突然感じました。

そのまま視線を上げると、そこにはこの絵の女の子とまったく同じようにほっぺをぷくぷくとさせ、小さいながらも器用にバナナの皮をむくことができる手を持つ娘。そうか、この女の子は3歳だったのか、と初めて気がついた瞬間でした。

 

娘が赤ちゃんの頃から読んでいる絵本なので、「巻末の女の子はおねえさんだな~」と思っていましたが、自分の娘もすでにこの女の子に追いついているということに突然気づく体験はなかなか面白いものでした。

絵本を読んでいると、こうしたことはこれからもたびたび起きるのでしょうね。子どもの成長とともに絵本を読む楽しみがまたひとつ増えたようで、嬉しい発見でした。

掲載されている情報は公開当時のものです。
絵本ナビ編集部
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